2011年度の報恩講


 3月11日の東日本大震災は、〈未曾有〉や〈予想外〉でしか捉えられない現代の文明(近代科学文明史観)を生きている私たちの現実を露呈しました。そのただ中からのメッセージとして、岩波書店は『世界』8月号に高史明・高橋哲哉氏の対談を企画し、「福沢諭吉の目線から親鸞の目線へ」という画期的な視座を提起しています。折しも750回忌の年・・・。
 真宗会館では、御遠忌を明年秋に厳修することで、本年の報恩講も、昨年と同じく〈お待ち受け〉として厳修いたします。被災地・被災者の懊悩を聞きながら、〈親鸞の精神を生きる〉ことの意味を尋ねるお勤めにしたいと考えています。
 皆さまのご参集をお待ちしています。

第1日 10月4日 提言とシンポジウム

13:45〜

提言—岩手真宗会館 丸田善明館長


第2日 10月5日 高山市 三島清圓 氏

10:45〜12:00 13:00〜16:00

 奇跡の戦後復興を果たしに日本には数々の神話が作られてきました。
 いわく世界有数の科学技術、世界一の安全基準、世界有数の教育レベルなどです。
 しかしその神話のどれもが今回の震災と原発事故の前にメルト•ダウンしたような虚脱感がこの国を覆っています。そう云う神話のひとつに長寿と健康志向という信仰がありました。長寿と健康こそが安全で平和の国の住人の当然享受すべき恩恵のように信じられて来たのです。しかしその信仰が今回の震災で、もろくも崩壊したのでした。いわば忌み嫌うものとして戦後の物質文明にコーティングされて来た生死の問題が剥き出しのまま私たちの前に曝け出されたのが今回の震災でした。
 私たちはその前に茫然自失するしかないのですが、私たちの先輩である信心の行者達はその問題をどう受け止めてきたのか、今回はそのことをテーマとして語りたいと思います。

合掌

                      高山教区 三島清円

第3日 10月6日 シンポジウム

10:15〜12:00

同朋会館教導3氏+関田良一氏

↑↑↑クリックして開いて下さい↑ ↑ ↑

india_074.png

4日


13:00   開講行事   真宗宗歌&挨拶/委員長
     勤   行   『正信偈』(草四句目下げ)和讃「弥陀成仏」

13:45   提  言   岩手真宗会館 丸田善明館長

14:30  提言&座談

  •          館長の発題・〈フクシマ〉という現象
  •            映像「飯舘村・人間と放射能の記録」

16:30  恩 徳 讃   挨拶&恩徳讃&記念撮影

18:30   研究所
    フォーラム   ヒロシマ&フクシマー被爆国家と宗教
             映画「原発切抜帖」を観ながら考える

5日


09:30  音楽法要  コール・ヴューハの皆さん

10:30  挨  拶  主管者

10:45  講  話  長寿健康安全神話崩壊の音を聞きながら /三島清圓氏

12:00  お  斎

13:00  講   話  │午前に引き続き講話 │

16:00  恩 徳 讃   挨拶&恩徳讃&記念撮影

18:00   レセプション

6日


09:30  真宗宗歌  真宗宗歌&挨拶/委員長                   
    勤  行  『正信偈』(草四句目下げ)和讃「弥陀大悲」

10:15  シンポジウム  「親鸞750回忌が問うもの」
           同朋会館教導3氏+関田良一氏

12:00  満講式   挨拶/館長 &恩徳讃

13:00  お 浚 え  同朋奉讃式・「南無阿弥陀佛をとなうれば」

14:00  反 省 会   報恩講委員会・賛助員による

51443+WxM3L._SL500_AA300_.jpg

現代宗教研究所フォーラム
ヒロシマ&フクシマー被爆国家と宗教
     映画「原発切抜帖」を観ながら考える

 資料映画「原発切抜帖」は、土本典明・小沢正一のコンビが日常生活の淵から問いかける衝撃のシネマエッセーです。〈ヒロシマ・ナガサキ〉がもたらした戦後が今遭遇する〈フクシマ〉とは何なのか。そして、その戦後を支えた〈宗教〉とは何だったのか。
 今考える時です。

4日(火)18:30〜21:00 会館講堂にて(入場無料)